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2010年05月 アーカイブ

2010年05月21日

2010年4月3日「おいでよ、にほんのうた」@浅草ライオン・ビルディング

4月3日土曜日、例年に比べて寒い日が続き、開花が遅れたソメイヨシノが東京でまさに満開を迎えた日、浅草のライオン・ビルディングにて「おいでよ、にほんのうた」を開催しました。

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6月から行われる移動上映車による『にほんのうたキャラバン』のキックオフ・イベントということもあり、これ迄にほんのうたが行ってきた音楽のライブだけでなく、様々なアトラクションを用意。当日は、「ワークショップ」「昼の部ライブ」「夜の部ライブ」という3つのイベントをそれぞれ違った構成で行いました。


まずは正午から、子供たちのための「ワークショップ」。絵本「給食番長」でお馴染みの、よしながこうたくさんによる読み聴かせは、なんと、博多弁ヴァージョン!小学生に大人気の「給食番長」を、時に力強く、時に荒々しく、時に優しく、時にしんみりと、、、緩急をつけて読み分けるワザはさすがよしながさん!目の前の前まで興味津々で押し寄せて来た子供たちは、奇妙なかぶり物をとっかえひっかえしながら博多弁で絶叫するよしながさんとスクリーンに映し出される絵本をじーっと見て、聞き込んでいました。

つづいて、歌手の小川美潮さんが登場。小川さん自身による「花」(春のうららの隅田川~♪)を歌うコーナーに。素敵なピアニカの伴奏は、ピアニストの吉森信さん。よしながさんも飛び入りし、小川さんが歌う側で、生ペインティングを披露!一曲歌い終わる間に、飲んだくれのかわいい男の子(って子供が飲んだくれちゃダメですが、、)を書いてくれました。まさに桜が満開のこの日にうってつけのカラフルなイラストが完成!

そして、ワークショップ参加者みんなで「花」の合唱。小川美潮せんせいによる指導のもと、ちびっ子からお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんまで、会場にいる全員で楽しく「花」を歌いました。なんと、セルフ・アンコールも沸き上がるほどの盛り上がり。ちなみに5歳と3歳になる我が息子も最前列で参戦。次の日には「花」を鼻歌で(歌詞はさすがに覚えられなかったみたいですが)歌っていました。さすがのメロディーのちからを実感しました。

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このワークショップの司会は、SET(スーパーエキセントリックシアター)の鉄平さん。仮面ライダーWにも出演したイケメンお兄さんに、場内から「おにいちゃん知ってる~」の声もかかり、子供たちにとって、新旧さまざまな出会いを生んだワークショップになった事と思います。

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15時からは「昼の部ライブ~春よ春よと、昼の宴~」。

最初は山村浩二さんによるアニメーション「頭山」の上映。この季節にぴったり、そして「にほんのうた」という括りに彩りを添えてくれる、非常に奥深い内容の短編映画でした。

ここで、先ほどのワークショップで歌のせんせいとして大活躍していただいた、小川美潮さんが登場。にほんのうた第三集に収録されている「花のまち」のほか、「はじめて」などのご自身の曲を交えつつ、カヴァー曲も多数。ヴォーカリストとしてのアグレッシブな部分も披露してくださりながら、小川美潮さんらしい、おおらかな、その場の空気を全て包み込むような歌声が浅草のゆったりとした午後に響き渡りました。

そして、昼の部ライブの締めくくりは、春風亭柳太郎師匠による「長屋の花見」。落語初心者が大半を占めるお客さんの前で、軽妙な入り口から鮮やかに噺へと切り込む姿は、さすが真打。多いに会場を沸かせてくださいました。

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「昼の部ライブ」終了後...なんと!チンドン屋さんがこのイベントの告知の為、浅草の街を練り歩きました。約2時間の行程で、花見客で賑わう隅田川沿いにも進出。ほろ酔い加減の道行く人や外国人観光客に「なんの宣伝?」「写真一緒にとってくんないか?」など、浅草を楽しむ皆さんにほうぼうから声をかけていただきました。

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そして、19時からは「夜の部ライブ~夜桜満開、春のゆめ~」。

昼の部にひきつづき「頭山」の上映を皮切りに、柳太郎師匠の落語~Saignjiさんのライブという流れ。後日、柳太郎師匠は「Saigenjiさんはギターだけの弾き語りだったんだけど、いろんな技を駆使しカラフルに盛り上げてて面白かった。こうやって他のジャンルの人とも一緒の舞台に立てるのが、この商売のいいところかも。」と語っていらっしゃいましたが、まさしくその通り。日本の伝統芸能、落語の底力を柳太郎師匠を通じて感じた1日でした。

そして、そのSaigenjiさん。まずは、にほんのうた第四集に収録されている「雪」をしっとりと披露。雪の季節からは少し過ぎてしまったものの、Saigenjiさんのギター1本と声のみで奏でられる音楽に皆うっとり。彼らしいラテンのノリも交えつつ、「浜辺のうた」などの童謡も演奏してくださいました。

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※写真はリハーサル時


「夜の部ライブ」も含めて、終了したのは21時。
朝11時からオープンして、10時間にも及ぶ「おいでよ、にほんのうた」がこうして幕を閉じました。


3つのイベントだけでなく、1階にて、よしながこうたくさんの原画展とサイン会(まさしく長蛇の列でした!)と、にほんのうたで第二集以降参加アーティストの方に書いていただいている直筆イラストの原画を展示したりと、この日ライオン・ビルディング1階は、さながらアートスペースに。イベントとは無関係の、展示に吸い寄せられてふらっと入ってきていただいた方もたくさんいらっしゃいました。

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また、童謡の楽譜集などを出されている老舗出版社・野ばら社さんと、
こども向け雑誌「mammoth」「baby mammoth」を出版されているニーハイメディアさん
にもお越しいただき、作品の展示や販売などもおこない、さらに場はにぎやかに。

たくさんの方の協力で開催できた「おいでよ、にほんのうた」。
0歳から80歳代まで、世代を超えてたくさんの方にお越しいただきました!
皆様、本当にありがとうございました。


2010年05月23日

2010年5月4日「mammoth pow-wow music&camp festival」

ゴールデンウィークまっただ中の5月4日~5日に富士五湖のひとつ、西湖にて開催された「mammoth pow-wow music&camp festival」のリポートをお届けします。


このフェスティバルは、子供たちのためのフェスということで、西湖のPICAというキャンプ場を一晩借り切って行われています。今年で3回目の開催。主催はニーハイメディアという「paper sky」「pkants+」などを発行している出版社で、同社のこども向け雑誌「mammoth」「baby-mammoth」のイベントとして行われています。


今年はその音楽ステージに、にほんのうた第四集に参加されたイノトモさんと、ASA-CHANGが出演しました。イノトモさんは、第四集ではピラニアンズによるアフリカンなアレンジだった「小ぎつね」をひとりヴァージョンで披露してくださいました。また、ASA-CHANGはううじんさんという女性ヴォーカリストと二人で、キャンプ場にバッチリな、たおやかな歌とドラム(ドラムといってもいろんな楽器がたくさん出てきて、ベビー用ガラガラとか、足に鈴をつけたりして)子供も大人も、誰もが楽しめるステージになりました。


また、commmonsではnaomi&goroでお馴染みの伊藤ゴローさんも登場。なんと、息子のタローくんが「森のクマさん」をステージで堂々と披露。会場を沸かせていました。(しかも、ギター高野寛さん、パーカッションASA-CHANGという豪華布陣!)


このフェスティバルは音楽ステージだけではなく、たくさんの協賛メーカーの支援で、ワークショップや宝探し、星空鑑賞会などもあり、朝から晩まで子供たちがワイワイと楽しめる、素敵なイベントです。


フェス全体のレポートはこちら・・・http://www.mammothkids.com/hub/pow-wow

ニーハイメディアのみなさん、333discsさんお世話になりました!

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